前職を辞めてから、もうすぐ1年が経とうとしている。
私は、塾の仕事をしていた。
今の仕事で、現場の近くに塾があると、ついつい思い出してしまう。
やはり、生徒の事が気になる。
そこで、今日、前職からの友人と電話で話をした。
私の教え子たちは見事に、全員合格したそうだ。
後任の教室長がしっかりやっていてくれて嬉しい。
当時の私よりも全然立派だ。
本当にありがとう。
生徒のことだけではなく、組織、元同僚の事についても話をした。
私と同期の女の子は、マネージャーになっていたり、
全く違う職から転職してきた中途の方も頑張っている。
皆、頑張っていてすごい!と思った。
それに比べて私は、たいしたことがない。
何だか自分に自信がなくなった。
中でも、何より驚いたのが、私が1番尊敬してた事業部長が退職したことだ。
社会人になってからもヤンチャで、喧嘩っ早い私は、この人と出会ったことがきっかけで変わった。
入社して間もない自分は、年下の先輩に頭にきて、お酒の席で大暴れして、お店を営業停止にさせた。
その時、言われた言葉がこれ。
【仕事をする上で、そういう気持ちは大切。でも、先輩だぞ!!お前は、昔の俺にそっくりだ。尖りたいなら、上の奴にムカつくなら、そいつより結果をだせ。】
言葉を聞いてから、私の意識が変わった。
最後まで、尖り続けた。
凄く結果を出して、あと一歩というところまで来たのに、最後の最後で、上の上司と会
社が馬鹿らしく思い、頑張ることを辞めてしまった。
これが、私の弱さだと思った。
私は、イケメンで、器が大きい、事業部長を尊敬していた。
辞める時も、【一生かかってでもあなたに近づいてみせます】と約束をした。
別の仕事についてからも、いつもあの時の言葉を思い出す。
私は、頑張りきれるのか、いや頑張らないと!
しかし、友人の話だと事業部長は、会社に迷惑をかけてしまい、退職したらしい。
たった1年なのに、皆、すっかり変わっていた。
人を変えるには十分な期間なのかもしれない。
1年後、私は、変わっているのだろうか?