「俺は、過去には興味がない!先へ進むだけだ!」
20代前半までは、この言葉を口癖のように言ってきた。
それは、自分の人生が思い通りにいかないことばかりだったから。
苦しい時もいつも一人でどうにかしてきた。
でも、社会人になってから、いつしか、人生で1番楽しかった中学時代や大学時代をよ
く思い出すことが多くなった。
あの頃は、こうだったな~と誰々は元気かな?とか。
風の噂で聞く友人たちの成長や頑張りが嬉しくてしょうがない。
中学で1番の暴れん坊将軍の仲良しの後輩は、今では、お父さんになっていたり、
大好きだった先生は、定年退職して、海外に住んでたり、皆それぞれ変わるものだ。
変わってしまうから、そこで縁が切れるわけではない。と最近よく思う。
今年のGWに地元へ帰った際に、中学の時の先生と飲食店で偶然会った時、昔と変わらずに笑顔で、○○君と呼んでくれて、たくさんお話しできた。
自分の中では、もう社会人だし、色々な経験も積んできたと思ってたのに、先生にとっては、いくつになっても生徒は生徒なんだな~と思った。
話が少し飛ぶが、今日、4年ぶりに歯医者に行った。
4年前は、自分は、大学生。
同じように、社会人らしい態度で接したのに,歯医者の先生は、4年前と変わらず、子供扱いしてきて、当時の思い出話をした。
きっと、時が過ぎても人と人の思い出やつながりはかわらないものなんだな~と思った。
過去を振り返らないで過ごしてきた自分が、今や過去にしがみついている。
過去の自分が大好きだ。
恵まれていることや素敵な思い出がたくさんあったはずなのに、毎日を捨てるように生きてきた自分に腹が立った。
今年に入って、学生の頃の友人や先生達と出会い、昔の自分を取り戻した気がして、嬉しい。
それと同時に、ここ2年くらいは、なんてくだらない毎日を過ごしてきたんだろうと思った。
長くなったが、結論は、「後悔しないことが1番大事。思い出は宝物。」ということだ。